薬の瓦版
薬の瓦版=平成26年12月29日= 第7号

以下、テキスト版です。

大田区薬剤師会        薬の瓦版            2014年(平成26年)12月29日(月曜日)     (ほぼ週刊)
発行:大田区薬剤師会
東京都大田区中央3−1−3
アルカディア中央1階
保湿剤を上手に使おう
=シリーズ・正しい薬の使い方=
量の目安
 軟膏やクリームは、人差 し指の先から第一関節まで 伸ばした量、ローションタ イプの場合は、1円玉大の 量が約0.5gです。この 量で、およそ手の面積2枚 分に塗れます。
 ティッシュが皮膚に付 く、又は皮膚がテカる程度 も目安になります。
手荒れスパイラルにご用心
 寒さと乾燥で重症化しや すい「手あれ」。寒波の影 響で気温が下がり、いちだ んと寒さが厳しくなってき ました。空気の乾燥も進む 冬は、肌のカサカサや手あ れに悩まされている人も多 いのではないだろうか。放 っておくとどんどん重症化 していく悪循環、「手あれ スパイラル」が生じる。
 寒さと乾燥であり、肌の かさつきを招く冬は気温や 湿度の低下で、肌の水分が 蒸発しやすくなり、かさつ きが起こりやすくなる。こ のかさつきを放っておく と、皮膚が硬くなり、表面 に亀裂が生じ、強い痛みを 感じるようになる。いわゆ る「ひび」「あかぎれ」が 手の表面にいくつもでき て、ひどくなった状態だ。
 野村皮膚科医院院長の野 村有子氏によると、モニタ ー試験で手あれの状態を確 認すると、痛みを伴うがん こなひび・あかぎれのある 人は、同時多発的に色々な 場所で亀裂が生じており、 マイクロスコープで観察し てみると、肉眼では見えに くいゴミや糸くずなどの異 物が付着していたという。
 「一旦亀裂が生じると、 ますます手がかさつき、次 から次へと亀裂を誘発する 悪循環に陥ってしまいま す」と野村氏。このような 「手あれスパイラル」を断 ち切り、重症化を防ぐため にも、乾燥が気になったら 早めに正しいケアを行うこ とが大切だ。
 手あれスパイラルを断ち 切るハンドケアには、普段、 何気なく使っているハンド クリームも、成分により効 果が違ってくるため、症状 に合わせて使い分けること が重要。
 「ひび・あかぎれ等がひ どい場合には、尿素はしみ ることがあるのでので、ビ タミン系・保湿系のクリー ムで水分・油分を補給しま す。かゆみがある場合には かゆみ止めで治してから、 毎日のお手入れで保湿をし ていきます。ガチガチした かかとやひざに、尿素系は 即効性がありますので、こ れで角質がやわらかくなっ たらビタミン系・保湿系に 切り替えて毎日ケアしてい くとよいでしょう」(野村 氏)
 



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