薬の瓦版
薬の瓦版=平成27年2月2日= 第10号

以下、テキスト版です。

大田区薬剤師会        薬の瓦版            2015年(平成27年)2月2日(月曜日)     (ほぼ週刊)
発行:大田区薬剤師会
東京都大田区中央3−1−3
アルカディア中央1階
危険ドラッグってなあに?
だまされないで!
大変危険で違法なドラッグです!
 “ドラッグは薬ではな く、人体に入ると予想の出 来ないような悪い作用を起 こしかねない、危険で有害 な薬物です”(「drug」 を直訳すると「麻薬、その 他の有害な薬物」.)
 幻覚や異常な興奮状態に おちいった結果、事故や犯 罪を引き起こしてしまうケ ースが発生しています。脱 法ハーブと呼ばれる危険ド ラッグを吸ったあとに車の 運転をして歩行者をはねた り、吸ったあとに死亡する 事件などが後を絶ちませ ん。「合法と言われている ものは安全」「法規制され ていないものだと言われ た」 …… 実は、すべて 「違法」なのです。「合法 ドラッグ」「脱法ハーブ」 などと称して販売されるた め、あたかも身体影響がな く、安全であるかのように 誤解されていますが、大麻 や麻薬、覚醒剤などと同じ 成分が含まれており、大変 危険で違法なものです。

なにが危険なの?
 危険ドラッグには、既に 規制されている麻薬や覚醒 剤の化学構造を少しだけ変 えた物質が含まれており、 体への影響は麻薬や覚醒剤 と変わりません。それどこ ろか、麻薬や覚醒剤より危 険な成分が含まれているこ ともあります。実際はどん な危険性があるのか、ほと んど判らないのです。
使ったらどうなるの?
 死んでしまうことも!! 危険ドラッグの成分(なか み)やその含有量(入ってい る量)等は、まちまちであ り、吐いたり、意識を失っ たり、暴れたりなど、様々 な健康被害が報告されてい ます。最悪の場合には死ん でしまうこともあるのが危 険なドラッグです。異常な 状態になってから病院に運 ばれても、成分がわからな いために適切な治療ができ ないことが多く、大変危険 なのです。いわゆるドラッ グの類は、一時的にいい気 分になると言われています が、その作用が切れたとき の絶望感や不安感は、耐え られないほどに強いので、 それから逃れるために、再 びドラッグに手を出してし まい(依存)、次第に自分 の意志では止められなくな ってしまいます。また、繰 り返し使用していると、一 回に使う量がどんどん増え ていきます(耐性)。こう なると、ドラッグ欲しさに 暴力事件を起こしたり、窃 盗などの犯罪に手を染める など、まともな生活ができ なくなります。さらに、い ったん薬物依存症に陥る と、治療には長い期間が必 要となります。その間に家 族や友人を失ったり、若い 人は将来が閉ざされ、一生 が台無しになります。
用途を偽って売られています
 危険ドラッグは、法の規 制から逃れるために「お香」 「バスソルト」「ハーブ」 「アロマ」などの、外観か らは人体摂取用(吸入、服用 等により体内に取り込んで 使用するもの)と思われな いように、目的を偽装して 販売されています。
 色や形状も様々で、粉末・ 液体・乾燥植物など、見た 目ではわからないように巧 妙に作られています。デザ インされたパッケージやカ ラフルな液体は、キレイ、 おしゃれな、かっこいいと いう印象を持ってしまい易 いのですが、中身は売って いる側もわからない恐ろし い、危険な薬物です。「合 法」や「安全」という言葉 を信用してはいけません。
 脱法ハーブも、麻薬・覚 醒剤と同様、危険な薬物で す。大麻などの規制薬物よ りも毒性が高い可能性があ る他、ものによって含有量 が異なるため、大変危険で す。料理で使う「ハーブ」 やポプリ(芳香剤)では決 してありませんので、だま されてはいけません。
東京都には薬物相談の 専門家がいます。危険 ドラッグを勧められた り、身近な人が持って いたりしませんか?お 困りのときは、下記へ ご相談ください。
 東京都福祉保健局健 康安全部薬務課(53 20)4515
 都外にお住まいの方 は、お住まいの道府県 薬務課にご相談くださ い。



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